写真の評価、被写体の影響

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Nikon F, NIKKOR-H•C Auto 50mm f2, SUPERIA 200

写真は、写真そのもので評価されるべきだと信じたい。つまり、その写真を撮ったカメラやレンズ、フィルムやデジカメの種類、あるいは撮影者によってではなく、あくまで、最終成果物である写真で、良いものか、悪いものか、判断した方が健全だ*1

それでも、写真の評価は、被写体に大きく影響されるのは免れない。これは、人物写真だとか、ジャーナリスティックな写真によく当てはまることだ。例えば、全く同じ構図、全く同じ色合いでも、被写体が違うと、受ける印象が違う。計算され尽くされた構図に、無名の人物が写っているのと、歴史的人物が写っているのでは、評価がガラリと変わってしまうだろう。あるいは、その被写体を知っているかどうかでも、評価が変わってしまう。

被写体の力に頼ることなく、何らかの感情を動かす写真、そんな写真が撮りたい。

*1:と言いつつも、その写真をどんな条件で撮ったのか知りたいので、撮影機材情報は載せている

© 2016 SAKAI Hiroshi