Nikon F, NIKKOR-H•C Auto 50mm f2, FUJICOLOR 100 @Tokyo
「良い写真」と言うのが、どんなものかは未だにわからない。ある写真を見たときに、これは良い写真だ、と感じることはできるけども、それを言葉にして表現するのが難しい。
なんとなく、パッと見たときに良い写真だと感じてしまう要素に、黒白、ボケ、そして非日常の三つがある。
この三要素に共通する点は、「見慣れていないこと」。スマートフォンやコンパクトデジタルカメラで写真を撮っていると、あえてモノクロ写真で撮ることは少ないだろう。機種にもよるけども、こういったカメラのレンズでは、綺麗なボケは期待できない。非日常的な珍しいものを被写体にした写真は、当然、見慣れていないので新鮮に見える。
もちろん、この要素があるから悪い写真ということはない。ただ、安易に頼ると、他の重要な要素を見落として、写真の上達を妨げるのではないか、と感じる時がある。
黒白でもカラーでも、ボケでもパンフォーカスでも、非日常でも日常でも、「良い写真」を撮りたい。