以前も似たような記事を書いたけども、パリはどこを撮ってもそれなりに絵になってしまう。写真の上達、という意味ではあまりよろしくないけども、撮って楽しむ、という点では非常に良い。
今、改めてフォルダを見返してみると、意外とパリらしい写真を撮っていなかったことに気がつく。ポストカードのような写真を撮りたくない(撮るなら、プロが撮ったものを買ったほうが良い)というような、変な意地のせいもある。
なので、ここでは、ポストカードにはなりそうもないパリの風景を、簡単な紹介と共に、7点あげたい。
バスティーユ広場(Place de la Bastille)
Nikon F, NIKKOR-H•C Auto 50mm f2, FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400
フランス革命の始まり、バスティーユ襲撃の舞台となったバスティーユ監獄の跡地の広場。今はそんな物騒な雰囲気はない。
ヴォージラール通り(Rue de Vaugirard)
Leica IIIa, Summicron f = 5cm 1:2, ILFORD FP4 PLUS
パリの通りは全て名前が付いているのだけれども、その中で最も長い通り。全長4,3kmに及ぶ。リュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)の北側を走る部分は、こういった回廊が並走している。
ポンピドゥー・センター(Centre Pompidou)
Nikon F, NIKKOR-H•C Auto 50mm f2, FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400
美術館を中心とした総合文化施設。まるで建設途中のようなその外観は、賛否両論ある。暖かくなってくると、館の前でピクニック?をしている人がたくさんいる。下はコンクリートだから、あまり座り心地はいいとは思えないのだけれども、きっとパリ流なのだろう。
ヴァンヴ蚤の市(Brocante à Vanves)
Leica IIIa, Summicron f = 5cm 1:2, TRI-X 400
パリでは毎週のようにアンティーク市、蚤の市が開かれている。ここヴァンヴの市はガイドブックにも載っている有名市で、比較的こじんまりしているけども、多くの素敵なアンティークたちに会える。来ているお客さんも、古いものに興味があるせいか、Leicaを下げて歩いているとよく声をかけられる。
ボン・マルシェ(Le Bon Marché)
Leica IIIa, Summicron f = 5cm 1:2, ILFORD FP4 PLUS
世界最初の百貨店と言われている。ちょっと前に改装されたので、あまりクラシックな雰囲気はないけれども、他の有名百貨店に比べると観光客の数も少なく、地元の人が多く来ている印象。本館と食料品館に別れていて、食料品館はワインやチーズ、あるいは缶詰などのグルメお土産を買うのに最適だ。
マドレーヌ寺院(Église de la Madeleine)
Nikon F, NIKKOR-H•C Auto 50mm f2, KODAK EKTAR 100
一見すると、教会というよりも、ローマやギリシャの神殿のような外観。教会のほとんどは、普段、正面玄関にあたる巨大な扉を閉めているのだけれども、何かのイベントの際には大開にされることがある。お正月コンサートの際に、振り返ってみると、コンコルド広場(Place de la Concorde)のオベリスクまでまっすぐに見通せるようになっていた。
シェイクスピア・アンド・カンパニー書店(Shakespeare and Company)
Leica IIIa, Summicron f = 5cm 1:2, ILFORD FP4 PLUS
英語書籍の専門店。本好き、本屋好きにはたまらない内装になっている。一階が書店、二階が閲覧室(図書室)で、猫もいる。本屋の隣にはカフェが併設されていて、少々お高いが、買った本を持ち込んで、のんびりとカフェを楽しめる。時にはピースサインをしてくれるパリジェンヌに会えるかもしれない。